機内食が無い?その2

先日、アシアナ航空(OZ)がケータリング会社を変更した事によるトラブルを記事にしましたが、その続報がありました。

つなぎ融資ならぬつなぎ機内食を提供したケータリング会社の下請け協力会社、社長が混乱を苦にして自殺すると言う事態になりました。

まだインチョン空港では混乱が続いており、アシアナ航空の社長が記者会見で今回の混乱を謝罪しているが、そもそもOZが一日に必要な機内食数を賄うだけの製造能力が無いケータリング会社と契約を結ぶこと自体がおかしい訳ですけど・・・

その辺に韓国社会の暗部が見え隠れている気がします。

OZ/AAR/アシアナ航空 A380 HL7626

A380だと搭載する機内食の数も多くなります

眼の前の難点を排除することだけに執着して、その本質を見ない(見ようとしない)ところが・・・

この問題はもう少し長引きそうな予感がします。

機内食が無い?

アシアナ航空(OZ)は7月からケータリング会社をLGSコリアからゲートグルメコリアに変更する計画でした。

しかし、ゲートグルメコリアがOZから機内食を受託するにあたり建設していた機内食製造工場が火災が起きて完成が遅れた為、7月からの機内食供給が出来ずその間のつなぎとしてシャープDo & Coに製造を依頼していました。

しかし、ソウルをハブとするOZのフライトを賄うだけのDo&Coでの機内食製造能力が無かったことから出発時刻までに機内食を搭載出来ない便が続発し、大幅遅延するなどの混乱が起きました。

例えば、7/1のソウル/成田線の運航状況ですが、OZ102が大幅に遅延しています。

OZ運航状況

OZ102は4時間遅れと大幅遅延となってます。

今、OZの成田線はボックスミールですがA380だと人数を多いので時間も掛かったのでしょうかね。

中には機内食の代わり食券バウチャーを配って機内食を積まずに出発した便もあったようです。
まあ、韓国らしいニュースではありますが・・・

それにしても面白いのは、今回登場するケータリング会社が全てルフトハンザグループの流れをくむ会社なんですよね。
LGSはルフトハンザ、ゲートグルメはSwissair、Do&Coはオーストリア航空を起源としています。
今は各社とも他社の資本が入ったりしていて独自色が強くなってますが・・・

オーストリア航空の「DO & CO à la carte」

今年の5月からウィーン~成田線に復活するオーストリア航空(OS)ですが、ビジネスクラスでは「フライング・シェフ」と呼ばれるシェフがミールサービスをすることで有名で、機内食の評判は悪くは無いもののエコノミークラスでは機内食の量が少ないと言う声もあります。

OSのケータリング会社「DO & CO」では、OSが運航する殆どの路線で有償で通常の機内食とは別に特製の機内食をエコノミークラスでもリクエスト出来る「DO & CO à la carte」サービスがあり、ウィーン発の成田線でもこのサービス提供されます。(成田発は無し)

メニューはホットミール・コールドミール合わせて9種類用意されており、日本食も用意されていて料金は15ユーロ均一です。

昨年、OSに搭乗した際に、このサービスを利用してみました。

朝食用にリクエストした朝食(ホット)

朝食用にリクエストした朝食(ホット)

アテネ発が朝7時と早く、ホテルで朝食を取る時間が無かったので、温かい朝食をリクエストしておきました。
温かいスクランブルエッグとベーコンとトマト、ポテトのメインにミールにヨーグルトとフルールに紙袋に入った温かいパン各種とボリュームもあり朝食としては充分でした。

欧州域内線では機内食と言うよりスナックのサービスだけなので、しっかり食べたいと言う時(例えば朝早い出発で朝食と取る時間が無いとか)には15ユーロ払っても悪く無いと思います。

ウィーンから香港まではディナータイムだったので「チキンレッドペッパー」をリクエスト

ちょっとビジネスクラスっぽい機内食

ちょっとビジネスクラスっぽい機内食


機内食のサービスが始まると一番先に配膳してくれるのでなんか優越感?があります。

エコノミークラスだと席によっては希望する機内食が品切れになったりすることもありますから、食べたいものが確実に食べれるのは嬉しいですね。

それと「有償」なのでビジネスクラスまではいかないもののそれに準じたクオリティなので悪くは無いと思います。
まあ、機内食が無料なレガシィキャリアなので、機内食にお金を払うのに抵抗がある方には向かいないかも知れませんが・・・

この様な有償機内食をサービスキャリアが増えてきています。
次はLXの有償機内食を食べてみたいですね。

美味しい機内食はどうですか?

有料で機内食がサービスされるのはLCCなどではおなじみですが、スイス国際航空(Swiss)ではチューリッヒ発の長距離便では有料で特別アラカルトメニューの機内食があります。

Swissが提供するのはビジネスクラス並の特選料理やスイス伝統料理、そして和食など6種類のメニューの中からオーダー出来ます。
価格はCHF29~49と一食3000円~5000円と街のレストランで食べるよりは割高な感じはしますが、機内食のクオリティでは定評のあるSwissですから悪くは無いのでは?

今、提供されているメニューからオススメなのは「チューリッヒ風仔牛のクリームソース煮とレシュティ」がメインのスイス トラディショナルミールですかね。

スイス トラディショナル ミール (CHF39)

スイス トラディショナル ミール (CHF39)


チューリッヒ発と言うことで和食もありますがこちらはちょっとお値段が張ってCHF49です。

特別アラカルトメニューは出発時刻の24時間前までオンラインで注文することが出来ますが、搭載量に限りがあるので必ず注文出来るとは限らないようなので早めに予約しておくのが良いでしょう。

なお、特別アラカルトメニューは、エコノミークラスの最初の機内食サービスに変わって提供されるので、到着前の2回目の機内食サービスは、通常のメニューになります。

やっぱりLXの朝食の方が美味い

8月の旅行では、HKG-ZRHをLXでFRA-HKGをLHで利用しました。共に夜行便で目的地到着前に朝食がサービスされてました。
まあYクラスですから、機内食に期待をもってはいけないのは、判っています。

まずはLX139便の朝食はこんな感じです。

香港のケータリング会社で調理したものですが、ああ、いつものLXで食べる朝食だ・・・と言う感じです。LXに搭乗するのは5年ぶりだったのですが、そうそうこの味だよと言う感じです。

帰路FRAからHKGに向かうLHでサービスされた朝食はこちら

メインがオムレツと言うのはLXもLHも同じですが、付け合せは全然違います。

食べ比べた感想ですが、オムレツはLXの方が美味しく感じましたね。
LHはオムレツの味が薄いと言うのか卵が淡白な感じで、LXは卵の風味がちゃんと出ていた感じがしました。

最近、味の悪さで定評のある米系キャリアにはご無沙汰なので、機内食のレベルがどうなっているか、判りませんがLXのレベルは業界水準でも上と言うことでしょうかね?

ソウル線の機内食

今回、アシアナ航空でソウルに行きましたが、その前、2007年にJAL,2008年にANAでソウルへ行ったのですが、その時の機内食を比べてみると・・・

2007年5月11日に搭乗したJALの羽田~金浦線の機内食です。
ちらし寿司に鮭に玉子とフルーツの機内食と言うより軽食です。スーパーシートでサービスされるような感じな内容でしたね。



2008年6月6日に搭乗したANAの成田~仁川線の機内食です。
配られた時には、「えっコレが機内食?」と驚いたのを覚えています。軽食と言うよりスナックですよね、コレ。
前年のJALみたいな感じかな?と思っていただけにベーグルとは・・・



こちらは今回12月9日に搭乗した、羽田~金浦線での機内食。
これなら「機内食」と呼んでも文句がない感じがします。
コストの違いと言えばそれまでですが、あまりにも差があり過ぎます。次回ソウルに行くならアシアナにするでしょうね。

ゲートグルメジャパン

先月、成田空港へ撮影行った際に、三里塚にあるユナイテッドの機内食工場が、ゲートグルメ社の看板に掛け変わっているのを見て、ちょっと驚きました。

ゲートグルメ社は以前はSwissairグループの機内食製造会社でチューリッヒに本社があり。SAirGroupの一員でもあり、デルタ系の機内食製造会社を買収して、世界有数の企業となりました。
Swissairが破産する以前に、キャッシュを求めてSwissairはゲートグルメ社の株式を売却して独立しています。が、今でもSwissの機内食はゲートグルメ社が製造しており関係は続いてはいます。

成田の機内食製造と言えば、TFK、JALROYALやANACが有名ですが、ゲートグルメ社も全日空ホテルの近くに工場を持っていたのですが、いつの間にユナイテッドのフライトキッチンを買収してたんですんね。

そう言えば、最近機内食を食べてない・・・