地方交通のハブは病院

昨日、中央西線の撮影に出かけましたが、移動で大桑村から木曽福島まで大桑村のコミュニティバスを利用しました。

バスは平日のみの運転で木曽町の福島病院経由の合同庁舎前行きです。1日1往復だけですが自治体を2つまたぐコミュニティバスでは珍しい路線です。

撮影地からほど近いバス停にやって来たマイクロバスには10名ほどの地元のお年寄りが乗車していました。
30分程で県立の福島病院に到着、自分ともう一人を除いて病院で下車しました。

地方交通は利用者は通学の学生と通院のお年寄りだけと言う構図が判ります。
驚いたのは、次から次へと木曽町のコミュニティバスや近隣自治体のコミュニティバスがやってきてまるでバスターミナみたいな感じになっていたのです。

丁度、病院の外来が始まる時間なのでしょうが、これらのバスが集まってくるので乗継も出来る様になっていました。

木曽福島の駅は病院や合同庁舎がある町の中心から少し離れた小高い丘にあります。歩いて10分程ですが鉄道で病院へ行くという発想は多分、この周辺に住むお年寄りには無いのかもしれません。
名は中央本線ですが普通列車は日に数本ですし駅から病院も離れているし・・・

ローカル交通を考えると、どうしても駅を基点に考えてしまいますが、もう駅はローカル交通では不要な事がこの時悟りました。

なら病院が駅を兼ねればいいんだと。
地方医療の基幹となる病院に駅を近づける。既存の路線を付け替えるのは難しいでしょうからこれから作る病院は駅に隣接させる。

地方交通を残すには、こういうトータル的な考えをしていかないとダメでしょうね。

コメント

  1. AHO より:

    TRAVAIRさん こんにちは。

    ローカル路線バスの旅でも太川さんが言っていましたが、地方では病院がハブになっていることが多いんですよね。
    特に広域を管轄する地方病院だとほかの市町村からのバスの便があることが多々あります。

  2. TRAVAIR より:

    AHOさん、こんにちは。

    地方はバスのハブが病院なんですね。
    東京に居るとあまりそういうことに気が付きませんが地方は人が集まる場所はもう、地域の総合病院になってしまうんですね。
    地方の交通対策には高齢化対策も考えないとダメな時代になってしまうんでしょうね。

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