今週、日本海側は大雪となり信越本線では普通列車が雪だまりに突っ込んだ電車が身動き出来なくなり、乗客を乗せたまま一夜を過ごす羽目になり、大きく報道されました。
このトラブルは海外でも報道され、スイスの友人からなんでそんなに時間が掛かったのか?と言うメッセージルが届きました。
列車が立ち往生した場所は周りが田んぼで風雪が通りやすい場所で、水分を含んだ雪が堆積したところに列車が進入、雪を抱き込んでしまい身動き出来なくなった訳ですが、その後の対応がまずかったですね。
昔なら列車の重さで雪をかき分ける事も出来ましたが、今の電車は軽量化が進んでいて雪の重さに負けてしまいます。
運転不能になったのは17時過ぎで停車した現場は暗く、周りに灯火も無いので運転士と車掌だけでは状況把握が難しく、今までの経験とかから除雪が可能と思ったのでしょう。
吹き溜まりで運転が不能になった場合、救援列車を後方から手配して、停車中の列車に連結し後ろから押しても駄目なら乗客を救援列車に移動させ前駅に戻ると言う手段をとることが考えられます。
今回は、除雪出来そうだと言う見込みから、救援列車を手配するタイミングを逸しってしまい、降り続く雪で救援列車自体も現地まで動かす事が出来なくなったのでは無いでしょうか?
過去にも大雪で列車が立ち往生して、列車に閉じ込められると言うことは多く発生しています。人海戦術で雪かきをしてなんとか列車を通したとかの逸話?もありますが、今はどこも合理化でこういう異常時に対応する「人」が居ないと言うのも大きいですね。
救急搬送された方も居ましたが、幸いな事に電力の供給は出来きた事から車内で暖を取ることが出来たのは救いだったのでしょう。
自然の猛威は時には人間の知恵を上回る事があり、なかなか打ち勝つことが出来ないものです。
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