SWISS(スイス国際航空)は南米チリで出国できなくなっていたスイスからの旅行やビジネス客などを救援する為、チリの首都サンティアゴ空港へスイス政府の要請で救援機を運航しました。
チューリッヒからフェリーされたB777-300ER(HB-JNJ)が折り返しLX8901としてサンティアゴからチューリッヒまでノンストップで運航し日本時間29日18時頃到着しました。LX8901にはスイス国籍159人の他、同じくチリで立ち往生している他国籍者102名が搭乗しました。
スイスは既にリマ、カサブランカ、ダカール、コスタリカへ救援機を運航しており、この後もブエノスアイレス、リマ(2回目)の運航を予定しています。
ペルーでは日本からの旅行客など約250人が立ち往生しており、昨日台湾政府が派遣したチャーター機で一部が約30人が同乗して脱出しています。
この時期に海外旅行とは言う論調はあるでしょうが、こうやって自国民を素早く救護させると言うのは日本政府には真似できないですね。
ちなみにSWISSはサンティアゴへの乗り入れは11年前に取りやめていますが、問題なく往復できてます。乗入れしてないから日本のキャリアが救援機を南米へ派遣出来ないと言うのは一種の口実ですかね。
一方、SWISSでは運休している香港線について、貨物機として臨時便を飛ばしています。
船便も中国から荷積が少ない為運航回数がすくなっていることもあり物流確保の為、A340-300を使いカーゴスペースに貨物を搭載して運航しています。
SWISSは4月20日まで日本線を運休しています。
早く、日本でレッドクロスの尾翼を見たいものです。
コメント
ペールの台湾政府便便乗者以外も旅行会社手配のチャーター機での脱出です。まぁ自腹は仕方無いにしても、現地大使館からのメールを見ていると情報提供とそれを取りまとめだけ(それでも無いより全然良いけど)、それを日本での会見でさも政府が取りまとめて脱出させたような事言ってるし。
リスケせず行っていたら自分も250人の中に入ってたかもと思うと他人事で無いです。
自己責任って言葉にあぐらかいてなーんもしない政府に腹たってきました。まぁ、やっと目が冷めたというかw
確かに、予定とおりだとペルーで足止めでしたね。
日本以外は自国民保護をしっかりやっています。
横浜のクルーズ船でも各国から救援機を羽田まで飛ばして連れ帰ってますし、欧州各国も自国民救済の救援機を飛ばしてます。
中米の国に派遣されたジャンボ機は現地で機材が無くて人力でプッシュバックして帰って来たと言う話も聞こえてきました。
それだけ頑張って帰国を支援しているのに・・・
昔から日本政府は救援機を飛ばすのを渋る傾向にありますからね・・・昔、テヘランからトルコ航空で日本国民が救出されてますし。
日本のパスポートには保護を要請すると書いてあって、相手に要請するだけから、日本国政府は出たらあとは知らないって事ですかね。