羽田新ルートの騒音はほぼ想定値ですね

新ルートで離陸するデルタのA350 航空
新ルートで羽田空港から離陸したデルタのA350-900

先日、羽田新ルートで騒音が想定値より高いとのニュースがありましたが、4日に発表された国土交通省の資料「羽田空港新飛行経路に係る航空機騒音の測定結果」を見る限り、確かに19ある計測地点のうち9箇所で想定値より高い数値がありますが、調査を大型機、中型機、小型機で分類しているので、実際にすべて3機種で騒音が想定値を超えているのは1箇所だけで、2機種で想定値を超えているのも1箇所だけです。

想定値を超えている箇所もあれば想定値とおりだったり、想定より下回る場所もあり、概ね想定通りの結果が出たと言え、「想定値超え」を強調しようとするマスコミの悪いクセが出ていると感じてしまいます。

とは言え、調査期間がコロナ禍で減便している時期でもあり、トラフィックが増えてくると飛行間隔も短くなり相乗効果で騒音も大きくなる可能性もありますので、今回は想定値だったけど次回は違う結果になる可能性もありますからその点は要注意です。

今回の新ルートでは自宅上空が北方への離陸コースになっており、新ルート運用後は丁度コロナで在宅になった期間でもあり、家で少なくなった出発機を眺めていると大型機(A350)より小型機(B737)の方が騒音が大きい事が何回かありました。

それが資料にも現れているのか「小型機」の場合、想定値を超えている場所が5箇所と機種別で一番多いのです。
飛行距離の応じて機体パフォーマンスが変わりますから一概には言えませんが、長距離飛行をする小型機は燃料を多く積む必要があるので重量がかさみ離陸時に必要な推力も高く必要になるので騒音が大きくなるだろうと個人的に推測しています。

それと今年の夏はどういう訳か北風運用になる事が多い気がします。窓を開けて寝ていると北方出発機の音で目覚めるんですよね。もう目覚まし代わりです(笑)

それにしてもマスコミの情報操作と言うか印象操作には気をつけないと駄目ですね。

コメント

  1. うなどん より:

    うちは品川の都立高専品川キャンパスに近いところで,AとCの間ですが,予想していたとは言えかなりの騒音です。

    これから便数が増えることになったら,ちょっと落ち着きませんね~

    でも夕暮れ時に一杯飲みながら家の窓から着陸態勢に入った機体を見るのは,悪くないかも。

    気が向いたら,何かのついでに写真撮りに来てもいいですよ。

  2. TRAVAIR より:

    どうしても着陸コースは高度が下がるので騒音が高くなってしますから、今回の新着陸コースの真下の人はうるさいと感じてしまうでしょうね。

    特に今まで静かっだりすると余計にそう感じますからね。

    羽田の船宿あたりは離陸機が真上を飛ぶからかなりうるさいでしょうね。

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