2016年に発生した熊本地震とその後の豪雨による土砂災害により不通となていたJR九州の豊肥本線が4年の歳月を掛けて復旧し全線での運転が本日8月8日から再開されました。
立野駅の三段スイッチバックや風光明媚な阿蘇の景色を楽しめるようになったのは嬉しいことです。
しかし、最近の自然災害は脅威を増しており、鉄道が受けるも今まで以上の被害を受けることも多くなっています。
先月の7月豪雨では、九州はまたもや大きな被害を受け、観光路線として評判の高かった肥薩線や、2017年に発生した豪雨で不通になった区間を1年かけて復旧させた久大本線も再び橋梁流失する事態になりました。
土砂流出なら重機を使った復旧作業となり、工期も比較的長くなる事は無く復旧に辿り着くことが出来ますが、橋梁流出となると架橋には年単位の工事となりおいそれとはいきません。
JR九州はここまで自然災害に遭ってしまうのは気の毒で仕方ありません。
地形的に被害が多くってしまうのでしょうが、ローカル線の存続と言う利益にならない事業をどこまで営利企業として許されるのかと言った問題もありますが、都会だけ鉄道による公共交通サービスを受けられると言うのはおかしな話で、国民の足は平等に守られなければならないと思います。
日本の鉄道事業について、リニアや長崎新幹線の建設問題もクローズアップされている今日、これからの未来を見据えた再構築を議論しなけれなならないと思っています。
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