マレーの虎

今日の午前中、鉄仲間と成田線へ撮影遠征の前に成田空港でスポティングしてから合流しました。
午前の出発機メインと言うことで第1ターミナルの展望デッキで9時過ぎから11時前までの撮影でしたが、撤収時刻ギリギリに出発機としてやってきたのが、マレーシア航空の9M-MTG”HARIMAU MALAYAです。

マレートラのイラストを機首に描いたのこの機体、マレーの虎と言ってよいでしょうかね。
なんせマレーの虎と言う第二次世界大戦を連想してしまいます。

でもマレーシアではシンガポール陥落を指揮した軍人よりマレー人と活動した盗賊団を率いたマレーのハリマオ（虎）は人気があると言う語弊があるかも知れませんが、名の通った人物でもあります。

そんな事があるのか？かつて日本からマレーシア国鉄に渡った、JRのブルートレインが現地で短い間活躍した際には「マレーの虎」と言う列車名が付いていたと聞きました。
某隣国ではこんな事はあり得ないでしょうね。

さて、この塗装の意義としては絶命危惧種のマレートラを保護する運動のようです。
トラはユーラシア大陸、主にインド、中華人民共和国、ネパール、パキスタン、ブータン、ロシア、インドシナ半島、マレー半島に生息していますが、どの地域も都市化による農地開発・森林伐採などで個体数を減らしてきてます。

人間のエゴで動物が淘汰されると言うのは悲しいものです。少しでも野生動物が人間に侵されることなく生活できる楽園が多く出来ることを期待したいものです。