利用者増やそうにも利用者いや住民が居ないのだから・・・

会津線を走る6050系 鉄道
土曜日の夕方、乗客は僅かな会津線

3月のダイヤ改正では昨年に引き続き全国的に列車の減便傾向が見られます。
コロナ渦ということもあり鉄道利用者が減少傾向にある訳ですから仕方無いのですが・・・なかにはけしからんと言う人もいます。
なぜかそういう論調の人は「鉄」に多い気がするのは自分だけでしょうか?

福島と栃木県を結ぶ第三セクターの野岩鉄道も殆どの列車が東武線に直通していたのが、ダイヤ改正で浅草直通の特急リバティ会津を除いて東武線接続駅の新藤原駅と会津鉄道接続駅の会津高原尾瀬口駅で分断となり、かつては1時間1本それも会津田島から浅草行の直通が走っていたのが、改正で昼間は2時間に1本になります。

まあ開業当時は温泉ブームもあって川治や湯西川、塩原温泉に向かう観光客で浅草から野岩会津線に向かう4両編成はいつも盛況な時代もありましたが、今では2両編成で両手で数えられる程度の乗客しか居ない事も多々あります。

利用者が少ないから減便するのは、列車を減らすから利用者が減るのだからと言う議論を目にしますが、野岩鉄道の場合はそもそも沿線住民が極端に少ないのですから列車を増やしたところで乗る人が居ないですからどうしようもありません。

GoogleMapで見れば民家もあるように見えますが住んでいるかどうか?

本当だかは判りませんが、野岩鉄道は第三セクターですから株主の県に決算説明をした経営陣が「通学定期旅客収入が減少した理由は、○○駅から高校に通っていた○○さんの娘さんが卒業して東京に出たのが理由です」と説明したとかで、もう沿線住民の動静を一家ごとに把握できる程とか

沿線住民の足を守るのは言うのは簡単なのですが、実際にやる方は大変なんですよね。

このご時世と言うこともありますが、人を寄せ集めると言うのもナカナカ大変な訳で、特に地方鉄道はどれだけいきながられるか?と言う問題が深刻化しています。

2月に東武鉄道から「DL大樹」のDE10が14系を牽引して野岩・会津鉄道に乗入れを行うので試運転が1月中旬から開始して多くの撮り鉄が沿線を訪れていますが、その殆どが「車」を使っていて肝心な鉄道利用者はその2~3割程度です。せめて7割、いや半分分が鉄道利用すれば野岩鉄道も潤うのですが・・・

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