バス交通崩壊の危機

JRバス関東 TRAVAIRの独り言
写真と記事は直接関係ありません。

2024年問題を待たずして交通崩壊が始まってしまいました。

これまでこの問題について流通業界では以前から問題視されていましたが、バス事業者については表面的あまり話題にはなってませんでした。以前からBLOGには少子高齢化時代に運転士の成り手が少なくなる中、地方ローカル線が赤字だからバス転換すると言う話は危険ではと言う話をUPしてましたが、それが現実的になりました。

今回の運転士不足は少子高齢化と言うより収入の低さで成り手が居ないと言う理由が報じられてますが、少子化と言うのも遠因にはあるでしょうね。

確かに昔は手取りも多かったが規制緩和で新規参入組がうまみのある路線に集中して競争となり体力がそがれて今に至ると言う状況です。

規制緩和で事故が増えて、安全対策を厳したことでさらに費用が嵩み、また事故が起こるたびに世論に押されて安全対策を厳したことでさらに費用が嵩むと言う負のスパイラルになっているような気もします。

無論、安全が第一であるのは当然ですが、国交省も事故の本質まで踏み込まず、表面的に世論に受けやすいことしかしてなかったのでは無いでしょうか。

バス運転士不足については、企業の責任だけでなく国も積極的に関与して、シェアライド含め交通政策に対しての議論を加速化させる必要があると思います。

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