シートベルトは常にお締めください

事故機とは関係ありませんワシントン発成田行きのUA897便が、アラスカのアンカレジ上空で、乱気流に巻き込まれて16名が負傷する事故が発生しました。

最初、アリューシャン列島の南方で、近くに下りる空港が無く成田に向かったのかと思ったのですが、アンカレッジに近いのにも関わらず、成田へ向かったと言うのは機長の判断に疑問を覚えます。

成田到着後にドクターヘリで搬送する乗客も居たそうですから、ちょっとした乱気流に遭遇して、キャビンに物が散乱するのとは規模が違いすぎます。

百歩譲って、東京コントロールにハンドオフした時点で緊急事態を宣言して、優先着陸させる処置をしても良い筈です。

ちょうど1年前にも、NW機が成田到着前に乱気流に巻きこまれて、40人以上の負傷者を出しています。確かこのときも、緊急事態を宣言しなくて着陸したので、搬送まで時間が掛かるトラブルを起こしています。

FAAや会社は、緊急事態を宣言しないように指導しているんでしょうかね?

乱気流の発生に対してコックピットクルーは程度の予測はつくのでしょうが、乗客には判りませんから「シートベルは常に締める」で予防するしかありません。
これが利用者の危機管理対策です。

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