日田彦山線、鉄路復旧を断念

正しく書くなら福岡県東峰村が鉄路では無く、BRTへの転換による復旧を渋々認めたと言うべきでしょうか。

2017年7月に襲った九州北部豪雨で被災し、JR日田彦山線の添田~夜明駅間不通となって区間に対してJR九州がBRT転換による復旧を沿線自治体に打診していたもので、最後まで鉄路による復旧を希望していた東峰村でしたが、既に他の市町村がBRT転換へ容認しておりJR九州も鉄路復旧する余裕すらない状況であることから、東峰村もBRT転換を容認する方向になりました。

東峰村は日田彦山線の中でも山間地であり天候に左右されない鉄路を求めてましたが、鉄路復旧にはJR九州が年間1.6億円の地元負担を要求したことから他の自治体はBRT転換容認となっていた中、最後まで反対していました。

日田彦山線の災害復旧については最初からこじれていた感があり地方交通の存続について国、自治体、鉄道事業者がそれぞれ知恵を出し合わないとダメなと思っていましたが・・・

日田彦山線には2006年に乗車しましたがその時、東峰村あたりを通過する際の車内です。

日田彦山線の車内

日田彦山線の車内

キハ47の2両編成でしたが、乗客は数名という状況です。

確かにこの状況ですからBRT転換は理にかなっているとは言え、本当に良いのか?
まだまだやれることは有ったのに・・・と思ってしまいます。

繰り上げ廃止の札沼線

5月6日をもって廃止となる予定でしたJR北海道の札沼線、北海道医療大学~新十津川間47.6kmが新型コロナ感染症による緊急事態宣言が北海道にも発令されたことから、定期列車の最終運行を4月17日に繰り上げ、列車の運行が終了しました。

札沼線時刻表


当初、感染症拡大や東京などに緊急事態宣言は発令されたことから、GWに首都圏や関西から鉄道マニアが殺到するのを恐れ、15日に4月24日に繰り上げすることを発表してました。

しかし翌日、緊急事態宣言が全国に拡大されたことから、JR北海道は16日夜に急遽、繰り上げが決定すると言う異例の事態となり、地元の人が最終列車を見送ることとなりました。

それも最終列車はかなりの混雑になったようですが、大きな混乱も無く幕を下ろすことになりました。

また北海道から鉄路が消えてしまいました。
それよりか、コロナ渦の中、JR北海道の経営状況は一層悪化しています。稼ぎ頭の新千歳空港~札幌間の利用者まで激減しており、社員の一時帰休を行う事態です。
早い終息を祈りたいものです。

バス転換のバスが危機に

稚内発天北線経由の急行

稚内発天北線経由の急行「天北」

平成元年5月1日に廃止された旧JR天北線(南稚内~音威子府間)の代替バスが会計検査院の2017年調査で沿線自治体が行った回数券の買い支えによる輸送人員相当は運輸実績として認められないと指摘し、国の補助から外れてしまいました。

転換時に国から支給された転換交付金も残りも僅かになり残り数年分で底をつくことになり存続に向けて
既にバスの減便などでコストカットを行っていますが、それにも限度があり今後はダウンサイズなど新たな輸送形態を模索していますが、沿線自治体の負担増が必要です。

これは天北線に限らず、鉄道からバス転換した路線全てに言えますが、これから少子高齢化が日本を襲います。
鉄道の利用が減ったからバスに転換します。
これは選択肢として間違えではありません。鉄道の維持コストより道路の維持コストの方が安く済みます。
しかし、道路を使う自動車やバスを運転出来る人がどれくら残ってますか?という事までに気が回らない自治体が多い気がします。

以前、いすみ鉄道が自費で運転士養成費用と払う条件で運転士を募集しました。条件にもよるでしょが、まだ「鉄道」ならそういう人の集め方が出来ます。
これは特殊な例かも知れませんが、国は日本国土の移動に関して再整備するくらいの大鉈を振るって欲しいものです。