ようやく復旧するアルピコ交通上高地線

松本駅のアルピコ交通 鉄道
松本駅のアルピコ交通

2021年8月の集中豪雨で松本市内の田川橋梁が変位して被災したため、始発駅である松本駅から渚駅間が不通となりバス代行輸送を行っていましたが、明日運転再開をします。

復旧にかかる費用のうちアルピコ交通が1億円、松本市が約7000万円、長野県が約5600万円を負担しています。アルピコ交通は元々松本電気鉄道を発端とする交通事業グループでしたが、単独での事業継続は難しく、松本市の支援でグループのバス事業を合併するかたちでアルピコ交通として再出発しています。

そんな同社が今回の復旧費用を捻出するのは大変だったのことでしょう。最近、地球温暖化の影響でこの時期になるとどこからしらで集中豪雨によりローカル線に被害を受けてます。

復旧を断念して廃線となる事も多く、上高地線も廃線の危惧もありましたたが、自治体の援助でなんとか復旧に漕ぎつことが出来ましたが、アルピコ交通は長野県内のバス事業がメインとは言え「億」の費用を出してます。

路線名の通り上高地と言う一大観光地を抱えているとは言え、観光客はバス乗り換えになる上高地線を使うより松本からバスが車で向かう人が多いでしょうから、利用者の大半は地元の通勤通学輸送なのではないかなと想像します。
でなければ松本市が肩入れする理由が見つかりません。

今年の2月に松本を訪れた際、松本駅に取り残さた電車を横目に代行バスに乗り場に向かう学生の姿がありました。明日からバスに乗換える手間が省け便利になる(元に戻る)ことでしょう。

これから梅雨のシーズンになりますが、ローカル線に被害が出来ないことを祈るばかりです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました