JALの新しいキャビン「JAL SKY SUITE777」を体験 ~その1~

今日は、JAL国内線のアフリエイター向けに、来年1月に路線就航する新しいJALの国際線キャビンレイアウト「JAL SKY SUITE777」の体験会があり、運良く抽選で当たり参加してきました。

場所は羽田空港の整備場で開催されるので、雨の中出掛けてきました。
モノレールの新整備場で下車して直ぐのM1メンテナンスセンターに集合です。見学者の待合所フローになっており、国内線ファーストクラスや国際線ビジネスクラスのモックアップの他、歴代のJALキャンペーンガールが表紙を飾った時刻表などが展示されておりこれらを見ていると時間となりました。

中央の777はラジコン飛行機で実際に飛べるそうです!

中央の777はラジコン飛行機で実際に飛べるそうです!

ビル内で挨拶を簡単な注意説明があり、第二整備場へ移動します。
ドアを開けて、整備場内に踏み込むとJAL SKY SUITE777のステッカーが張られているトリプルセブン、JA731Jが鎮座しております。
なお、通常JALの機体整備工場見学では、見学中に撮影した写真のWEB等への公開は出来ない事になっていますが、今回は特別許可を得て公開しています。

新しいJAL鶴丸カラーが眩しいB777

新しいJAL鶴丸カラーが眩しいB777

一旦会議室に荷物を置いて、再び場内へ向かいヘルメットを着用して機材に向かいます。
確か、水曜日に報道陣に公開された時と同じ状況で留め置かれており、機内を体験できるようにAPU車から電源供給を受けていました。

さっそくタラップを上がり後方L4ドアから乗り込みます。
まずエコノミークラスです。

ドイツ製の座席が3-3-3で並びます

ドイツ製の座席が3-3-3で並びます

新しいこのエコノミークラス座席に座って見れば、今までとの違いが直ぐ判ります。
シートピッチが「広い!

今年はLCCしか搭乗していなかっただけに、余計にこの広さが際立ちます。
説明を聞くとシートピッチは34インチ! 確かANAのトリプルは33インチだった筈なので、1インチ広いことになります。たった1インチですが、cmに直せば約3cm。

広い!これなら長距離路線でも楽かも!

広い!これなら長距離路線でも楽かも!

今回の座席開発コンセプトでは、お客様が望む事を念頭に開発が進められて、エコノミークラスのシートピッチは当初33インチで計画されていたそうで、その後満足を追求することから1インチ広げ、最終的に34インチになったそうです。

パーソナルモニターはタッチパネル式になっていて、機内エンターテイメントシステムが楽しめる他、USBポートに加え、音楽プレイヤーとの接続も出来る端子も備えていて長距離でも飽きない工夫がされています。

パーソナルモニターも充分過ぎる大きさです。

10.6インチのパーソナルモニターも充分過ぎる大きさです。

この他シート周りも充実していて、小物入れなども備えている他、シートポケットにも細かい配慮がされているのが特徴です。
足元には、コンセントがありパソコンの電源としても使えるようになっています。

ここまで来るとエコノミーも随分進化したものです。

続いて、プレミアム・エコノミークラスです。

プレミアム・エコノミークラスは2-4-2の配列

プレミアム・エコノミークラスは2-4-2の配列

エコノミークラスに比べて少しシックな色合いのシートが並んでいます。
昔のビジネスクラスと言ったところです。
それもその筈、シートピッチは39インチです、90年代のビジネスクラスのシートピッチは39インチが主流でしたからね。それでも当時は広いと感じていたものです。(確かこの頃にエコノミークラスのシートピッチは31インチ位だった筈)

シートピッチが39インチなので足元も楽々

シートピッチが39インチなので足元も楽々

パーソナルモニターはエコノミークラスよりも少し大きめの12インチです。
もちろん、USBポートやPC用電源も用意されています。

プレミアム・エコノミークラスのシートはリクライニング機構が後ろに倒れるのでは無く、前に滑り出るようにシートが動きます。なので後方座席の人に迷惑を掛けることが無いように出来てます。

本皮です

本皮です

開発コンセプトとしては、限りなくビジネスクラスへと言うことで、アームレストには本革を使って高級感を出しています。
テーブルも広げると結構大きくて、パソコンを置いても充実なスペースがあります。

エアバック機能付きシートベルト

エアバック機能付きシートベルト

シートも素晴らしいですが、プレミアム・エコノミークラスのシートベルには、エアバック機能が取り付けられています。
なので、すこしベルトが厚みあるタイプになっています。
まあ、使うことが無いことに越したことはありませんが・・・

写真が多いので、今日はここまでの紹介にします。この後ビジネス・ファーストクラスに続きます。


JAL 日本航空

コメント

  1. […] kan ni se riktiga bilder om nya First&Business class. JALの新しいキャビン「JAL SKY SUITE777」&… JALの新しいキャビン「JAL SKY […]

  2. AHO より:

    TRAVAIRさん こんにちは。

    新機内の写真のアップありがとうございます。

    エコノミークラスのキャビンの写真の下に「ドイツ製の座席が2-4-2で並びます」と書いてありますが、写真を見ると3-3-3の配列に見受けられます。これはエコノミークラス(プレミアムエコノミーではなく)に2種類の配列があるのでしょうか?

  3. TRAVAIR より:

    AHOさん、こんにちは。
    ご指摘の写真キャプションですが、新エコノミークラスの配列は、3-3-3の配列です。

    キャプションをプレミアムと間違えてアップしてしまったようです。申し訳ないです。

  4. AHO より:

    TRAVAIRさん、こんにちは。

    ご返事ありがとうございます。そうですか、3-3-3なのはちょっと残念です。でも一部航空会社の3-4-3コンフィグに比べればゆったりですよね。

    ところで、スウェーデンの航空ファンのフォーラムで訊かれたのですが、この新型B777-300ERのエコノミークラスの座席下のメディアボックスはどういう配置になっているのでしょうか? 足の邪魔になる配置ですかそれとも椅子の支柱に一体化されたバージョンでしょうか?

  5. TRAVAIR より:

    はい、この件については、JALスタッフから説明がありました。液晶モニターのメディアボックスは新開発だそうで、薄型で座席下に収納されるタイプになっているそうです。
    なので、足を伸ばした時にメディアボックスが邪魔にならないように設計しているとの事でした。

  6. AHO より:

    TRAVAIRさん、こんにちは。

    ご返事ありがとうございます。

    薄型で座席下に収納ということは、床面に対して平行(水平)に収納されているのですね。

    プレミアムエコノミーのエアバック機能付きシートベルトはキャセイパシフィック航空の斜め配置のビジネスクラスシートに使われているものと似ていますね。

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