羽田と成田の効率的運用は可能か?

一昨日、3月30日から航空ダイヤはサマースケジュールになりました。
羽田空港の発着枠拡大、早朝深夜に限られていた長距離線の制限撤廃、国際線ターミナルのゲート増強により新ゲートの共用開始により大幅に増便された羽田の国際線。

一方で成田空港はLCCやスケジュールチャーターの就航で便数は増えているももの機材の小型化が進み、20年前には成田空港でA320やB737なんかを目にすることは少なかったのですが、時間帯によっては主力機材のようにやって来ます。

今回のダイヤ変更に合わせて成田から羽田シフトに動いたキャリアも多く、驚いたのがルフトハンザが羽田にメインルートであるフランクフルト線を移し、成田へはフランクフルトー関空線を延長してフランクフルトー関空ー成田としたことです。
ただ、夏の繁忙期はそれぞれ直行に戻すようですが・・・

今回、航空交渉で羽田発着が許された国のキャリアでまだ様子見のキャリアも有ります。羽田と成田を天秤に掛けているのでしょう。
日本マーケット(イン・アウト)をどう考えるかによって違うでしょう。

あれだけお金と時間そして血を流して出来た(まだ完成では無い?)成田空港ですが、利便性では羽田に劣り、乗り継ぎでは仁川に負けてます。国は効率的運用を考えるとは言ってますが正直、羽田シフトは続くし利用者も望んでいる訳で、このまま行けば成田空港の地位低下、ローカル化が進む可能性も有ります。

LCCに特化する戦略も有りますが空港運営を考えると人は増えても売上が伴わない恐れが有ります。
安い航空券を買ったレジャー客が成田空港で物販で買い物するか思えないですし・・・

いっそのこと、成田空港を日本のテーマパークにして、江戸村の様にして忍者がターミナル内を警備するとか、物販の店員さんは着物で接客するとか。

後は、温泉を掘って温浴施設を作り日本を満喫できる空港にして、海外からの旅行者を引きつける様な施策それも、空港と言う枠を超えた試みをしても良いのは?と思っています。

それくらいの事をしないと国際競争に勝てないと言う危機感を感じて欲しいものです。

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