JR有責事故が多発する背景は

今日8/18の夜に立川で発生した変電所のケーブル火災では、中央線を始め多摩地区の路線に大きな影響が出て、復旧までかなりの時間を要する事態になりました。
青梅線は全線で運転を見合わせとなり帰宅時と重なりかなり混乱したようです。

先日、立て続けに発生した新幹線での事故、京浜東北線の架線切断事故と相次いで発生しているJRの有責事故を見ると、いかにJRが安全より効率を重視している(早い話コストカット)ことが浮き彫りになった感じがします。

特に旅客から目の届かない箇所は顕著だと思います。
だからこうやってあちこちに歪が出て何かの瞬間に噴き出す(事故)になるのでしょう。

JR北海道では安全軽視だと叩かれていますが、ついには安全確保資金を捻出する為に路線廃止、駅廃止までするようになりました。

国鉄を解体して民営企業として再出発してそろそろ30年。
はたしてあの分割民営化が良かったのか検証し、これからの交通政策を考えていく時期でしょうね。

コメント

  1. 細井忠邦 より:

    はじめまして、コメントさせていただきます。18日のあの事故、仙台からの出張帰りでした。終了時間が微妙でしたが、まあ大丈夫かと思い、1本前の新幹線の指定席を取りました。結果大正解、事故の20分前に現場を通過、無事帰宅できました。さて分割民営化の是非ですが、明らかに失敗だと思います。まずは政府には総合的な交通政策がない、と思います。高速道路はバンバン作っても鉄道にはお金を出さない。結果車は溢れ地方では鉄道の斜陽化が。JRは鉄道本体よりも「エキナカ」などの商売に熱中、本業が疎かになった結果があのような事故につながっています。会社による格差も酷いですね。西日本では未だに103系が健在、201系も(鉄道ファン的には良いですが)、一方東日本はまだまだ使える車両を鉄屑に。もし国鉄のままで、もっとフレキシブルな経営を可能にしていたら、と思います。

  2. TRAVAIR より:

    細井忠邦さん、はじまめまして。

    18日の事故に新幹線で危機一髪でしたとは幸運でしたね。空調の効かない車内で閉じこまれたらぞっとします。
    交通政策の無策は、議員が我街引鉄から始まったと思います。まあ富国強兵時代にそんな総合政策を望むは酷でしょうが、戦後、交通政策を考えるチャンスは幾度もありました。

    田中角栄の列島改造論、成田空港開港、45/47体制の撤廃、国鉄分割民営化、高速道路公団解体・・・

    交通政策は公共工事と大きく絡むので政治家の利権に取り込まれ、政治家のエゴでいっちもさっちもいかない事が進まなかった一つの要因だったと思います。

    東京一極集中が続き、地方は寂れていくだけなのに・・・困ったものです。

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