北海道の鉄路を守るには~2~

1ではJR化が失敗だったことを認めたくない政権?向けの案でしたが、こちらは未来に向かう為の案です。

まずはJR北海道は解散し北海道の鉄道は全て上下分割方式として、インフラに関わるのは全て国6、道3、各自治体1の割合で所有し維持するのが妥当でしょう。

ソフト面は新たに鉄道輸送を行う企業により運行。
運賃も現行のJR運賃体系では無くあらたな運賃を体系を新設することになりJRの営業規則とは切り離します。北海道の人口で利益を出すには残念ながら運賃の値上げは必須だと感じます。
ただ北海道の人達にそういう負担を押し付ける訳にいきません。

通勤通学定期は現行水準とするほか、北海道の住居する人には年間定額を払えば運賃が割引になる制度を導入していきます。
道外の人は普通運賃は高くなってしまいますが、現行運賃レベルのフリーパスや旅行者向け割引運賃を導入することで観光への誘客も図っていく寸法です。

秘境駅はバス転換へ

秘境駅はバス転換へ

鉄路は残りますが、利用客の少ない駅の廃止は進めインフラコスト削減は図って行く必要はあります。
例えば石北本線は上川の次は遠軽までとかなりの駅を削減し、この区間はホームに横付けされたバスに転換します。バスは列車との接続を行って並行する国道を走り途中要所に停車していきます。
ハブアンドスポークを列車とバスを使って実現しようとする案で、スイスの鉄道とバスの連帯輸送を参考にしています。

バス代行化の悪い点は鉄道と連帯感が無いと言う点だと思っています。バスとの接続駅で列車のホームとバスのりばが離れすぎている点です。
インフラを自治体に移管する際に拠点となる駅(特急停車駅とか)を改良させホームの隣にはバスが発着出来るようにしてあたかも特急から普通列車に乗り換えるイメージにするのです。
コミュティ内の移動にはバスの方が利便性や柔軟性が高いので、わざわざ鉄道にする必要は無いと考え鉄路は地域間輸送に徹するのが良いと思っています。駅が少なければ速達性も向上、わざわざ料金が掛かる特急を走らす意味も薄れるのでは無いでしょうか?

こういうった今まで日本の鉄道では考えられなかった形態にするのにはJRでは無理だと思っています。
上下分離した後は、そういう今までの鉄道にとらわれない形態で運営してもらいたいものです。

とまあ、身勝手に書いてみましたが、北海道の置かれた状況を考えると北海道新幹線が札幌に到達する前に在来鉄路が持つか?と思い記してみました。

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