ヴァージン アトランティック航空(VS)が8月4日にアメリカ連邦破産法15条の適用を申請したとのニュースが流れ、えっ破産? チャプター11じゃなくて?とちょっと首を捻りました。
調べてみるとこのチャプター15は米国以外の企業が、再建を進める間、米国の債権者による訴訟から保護される法律で、現在英国で進めている再建計画を円滑に進めるように今回、VSが申請しましたが、昨年に英国のトーマス・クックが同様に再建を進める上でチャプター15を申請しています。
なので「破産」では無く、あくまでの再建の為の手続きと言うのが正しいのかも知れません。
VSはこのコロナ禍で主力路線の長距離線の運航が出来きず、経営危機に見舞われて英国政府へ融資を求めていたものの、政府の救済は最後の手段であるべきとして拒否されるなど危機的状況でした。
その後、アメリカのヘッジファンドからの融資や、株主を保有するのデルタ航空からの負債支払い免除、債権者の返済猶予などでなんとか再建の道筋が見えてきた状況の様です。
VSに限らず欧州の航空業界もどこの政府などの支援によりなんとか息をしている状況で、ようやく欧州域内の人の移動が出来るようになり、なんとか回復しようとしています。
しかし、日本同様に感染が再拡大している地域もあり一進一退の状況です。
このコロナは世界中に負を撒き散らしており、ホント中国共産党政府の隠蔽体質には苛立ちを覚えてしまいます。
コメント