未だ新型コロナの収束が見通せない状況が続き、経営的に厳しい状況が続いている航空業界ですが、需要回復に僅かながら期待していたサマーバケーションも不発のまま、北半球はこれからウィンターシーズンに入っていきます。
そうなると心配されるのが、再感染拡大です。
もしも再び外出制限みたいな事態になると世界経済はどん底になる可能性があります。個人的に一番心配なのが北米での感染拡大ですね。
さて、航空業界では既に、コロナによって会社精算したキャリアもある中、大手キャリアでは各国の政府などが支援してなんとか息をしている航空会社が多い状況です。
経営基盤が弱いLCCは、もう虫の息と言う所が多く、これまで一時帰休などでなんとかやりくりしていたもののこれ以上この状況が続くと年を越せるのか?と言う話も出てきています。
なにせ、世界の航空需要回復は2024年とIATAが予測しており、そう簡単に需要が戻らないだけに厳しいでしょう。
さらにLCCは満席にしてなんぼの世界で小型機にきっちり詰めて飛ばせるだけ飛んで収益を得るビジネスモデルですから、Afterコロナ、Withコロナの時代にはその収益構造を消費者が選ばないと言う可能性もあります。
エアアジアグループの最高経営責任者トニー氏が、日本での事業の見直しを検討しているとコメントしたのを受けて、中部空港をベースにしているエアアジア・ジャパンの行き先が不安視され始めています。
拠点が中部空港と言う地域的に不利なLCCですし、日本再就航後も伸び悩んでましたから、まさかの2度目の撤退か?とも言われています。この状況ですからその可能性も高いと考えられています。
LCCは運休でどこも厳しい状況です。
今、羽田空港も多くのフライトがキャンセルとなっているので、時限的にLCCの羽田乗入れを認めたらどうなのかな?と思っています。
少しでもLCCが存続できる状況を作る事が日本の航空業界として急務な気がするし、将来の為にもなると思うのですが・・・。
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