10月に「ひさびさ旅は新幹線」日帰りプランを使い天竜浜名湖鉄道に乗って来ました。
東海道本線の掛川から新所原間を結ぶ旧国鉄の二俣線が昭和61年に第三セクターに転換した路線で、この区間を東海道本線で行けば45分程ですが、浜名湖の北側を通る単線非電化路線なので2時間程掛かります。
この区間の東海道本線は何回も青春18きっぷなどで何回も通過していますが、なかなか天竜浜名湖鉄道に乗る機会は無く、この日帰りプランで天竜浜名湖鉄道が乗れる「ふじのくに家康公きっぷ」付きを見てコレだと飛びついた訳です。
正直、乗車する前は2時間だと飽きるかなと思いましが、意外と風景が良くて楽しかったです。
これで観光列車みたいなのを走らせれば、集客もできそうな感じなのですが、天竜浜名湖鉄道と言えば2011年に発生した天竜川川下り船転覆死亡事故が尾を引いているのでしょうかね。
元々川下りは天竜観光協会からの委託事業でしたが、乗客4人と船頭の計5人が死亡したことで業務上過失致死が問われました。
そんなこともあって、なかなか観光事業を手掛けるのは特に第三セクターだけあって難しいのかも知れません。
特に西側は浜名湖湖畔やみかん畑を車窓に見ながら定尺レールのジョイント音を奏でながら走り、さらに長いストレート区間もあったりとなんか北海道のローカル線みたいな雰囲気がありました。
それと古い木造駅舎が残っていたり、駅舎を使ったお店などもこの沿線には多く、新所原駅には「うなぎ屋」さんが入居して駅は鰻を焼く香ばしい匂いが充満していました。
途中にもカフェやパン屋さんにバーまでといろいろなお店もあって、時間が無く途中下車できなかったのが残念です。
そういう駅のお店を巡る列車を天竜二俣駅に保存されているキハ20を復活させて走らせたらかなり注目されるでしょうね。
ホント、観光資源はあるのに勿体無いです。
日本の風潮として死亡事故を起こすと、どうしてもビジネスを萎縮させてしまうことが多いですが、事故は事故で再発防止を厳にしてビジネスはビジネスとして進めるべきではと思うのですが・・・。
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