JALが2021年3月末をもって運航停止となっていたPW4000エンジンを搭載したB777-200とB777-300の13機を予定より前倒しして退役させたと発表しました。
コロナ禍で航空需要が減っている中、エンジンに重大な不具合を抱えていて運航再開の目処が立たない機種を保有するのは経営的にメリットが無いと言う判断ですが、この辺は有利子負債がANAより少ないJALならなのかも知れませんね。
昨年の1月までは航空業界はオリンピックを控えて拡大方向で、残り少ないB747などの在来型大型機を保有するキャリアもオリンピック需要で活躍させてから退役させる計画でしたが、一気に需要が消えて大型機が活躍する場が消えてしました。
写真のB777-200、JA773Jは2007年就役と比較的新しい機体でオリンピック塗装となってましたがオリンピックを迎える前に退役するとは皮肉なものです。
無印のB777は登場から26年経過して退役する時期ではありますが、こういう退場のしかたになるとは想像しなかったですね。
ここに来て関西での感染爆発による第4波襲来でまたもや需要後退が想定され、試練が続く航空業界に明るい未来が来る日が待ち遠しいです。
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