京成東成田駅から芝山八千田駅まで2.2km、第一種鉄道事業者としては日本一短い鉄道とされているのが芝山鉄道です。
元々、整備地区まで鉄道敷設が計画されていたものの、成田空港闘争のあおりを受けて空港開業後も整備が進みませんでしたが成田空港問題円卓会議でようやく整備地区の芝山八千田駅までが開業しました。
しかし、途中にいわくつきの土地がある為に迂回するように敷設されたのも成田空港の歴史の象徴するような路線でもあります。
東成田駅は元々、京成電鉄の成田空港駅として開業しココからターミナルまで離れているのでバスによる連絡で、自分が海外旅行に出掛け始めた頃はココまで京成特急に乗って来てバスでターミナルまで移動していました。その後、第二ターミナル開業にあわせて京成線とJR線がターミナルビルまで乗り入れを開始したことで東成田駅に改称されました。
なので、ホームも2面4線あって閉鎖されているホームは「成田空港駅」時代のままになっています。
一応、今でも成田空港第一ターミナルと第二・第三ターミナルを循環するバスが東成田駅前に停車しますが、乗降する人はあまり居ないようで、降車ボタンを押さないと通過してしまいます。
東成田駅は当時の賑わいも無く、空港関係者や周辺住民が自家用車で送迎してもらい通勤すると言った閑散としたローカル駅になりました。
列車は昼間は30分毎の運転で京成成田駅まで直通運転としており、6両または4両編成の列車が運転されてますが、明らかに輸送力過剰です
またこの鉄道の半分以上が地下になっていますが、地上に出ると直ぐ整備地区が広がり、目の前に飛行機がみられるなど空港鉄道らしい風景になります。
芝山八千田駅は高架駅になっていてA滑走路が整備地区に建物の隙間から見ることが出来ます。
うまくすれば飛行機撮影ができるかなと思いましたが、流石にココからだと撮影は厳しい感じです。
駅前は月極駐車場は多く、周辺住民がココに車を止めて通勤するような使い方をされていて朝夕には上野直通の通勤特急も設定されています。
整備地区なので何も無いのですが、昨年駅近くに「成田空港温泉空の湯」が開業しました。
今回は立ち寄りませんでしたが、そのうちレポートしてみたいです。
並走する国道に出れば航空博物館へ行くバス停もあります。
休日の昼間でしたが、鉄分高めの家族連れ利用者も居たりとそれなりに利用者はいましたが、京成線の4両編成は金町線位でしか走ってないので運用上6両になってしまうのでかなり過剰でしたね。
ちなみに運賃は200円でICカードは利用できないので注意が必要です。
京成線のようで京成線で無い芝山鉄道。
この先、九十九里浜まで延長する計画はあるもの自分が生きているうちに実現するかな?
その時は日本一の冠が無くなってしまいます。
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