世界最大級の旅客機となったA380ですが、不運続きの飛行機と言っても良いでしょう。
開発時点では、まだまだB747が主役で大型機による大量輸送による航空路や空港の混雑緩和と経済性を向上を目指していたのですが、初飛行した2005年には双発機によるETOPS-120からETOPS-180へ拡大したことで大陸間運航が確率され三発機や四発機が徐々に減り始めた頃でもありました。
初飛行から2年後にデリバリーが開始され、初号機はシンガポール航空に納入されました。
徐々にライン就航していきましたが大型機だけに空港側の制約も多く就航先が限られてしまうなど、路線拡大が捗らないなか、カンタス航空のA380が飛行中に第2エンジンが破損し緊急着陸すると言うトラブルが発生したりと不運が続き、発注キャンセルも発生して生産機数も少なってきたところに、中国発祥のCOVID-19により一気に航空需要が減りました。
そうなると大型機の出番が無くなり、A380保有キャリアはA380の運航を取りやめてストアするなど、A380も一気に退役か?と思われました。
ANAのA380が就航したのはコロナ禍前の2号機までコロナ禍以前に就航しておりました
2023年に入ると、行動制限が緩和されて世界的に航空需要が戻ってきましたが、COVID-19で運航を縮小し運航乗務員の退職や機材整理を行ったことから増便がままならず混雑するようなり、再び大型機の目が向けられるによってきました。
日本路線にも少しづつではありますがA380が再就航してきておりシンガポール航空が成田線で飛ばして来ています。
なにせ羽田にはテストフライトでは飛来したものの、対応スポットが無いので就航出来ないなど、やはり空港に制約があると言うのは致命的な感じがします。
第3ターミナル107番が対応スポットとなっていました。
その辺が解消されないと厳しい状態は続くでしょうね。
2023.11.15 「ゆう様」からのコメントで一部誤りを指摘頂き、修正させて頂きました。
コメント
いつも楽しく拝見しております。2点誤りがございますので訂正させてください。
フライングホヌの就航は2019年5月24日であり、2号機までコロナ禍以前に就航しておりました。その後コロナ禍で遊覧飛行に切り替わった形ですね。
また、羽田空港にA380のスポットがないとのことですが、第3ターミナル107番が対応スポットとなっております。設置テストも画像のテスト機に限らず、フライングホヌでも行われております。ただし、後方乱気流の影響もあり現状羽田空港に就航が許可されていない、という形です。
今後就航できるうと良いですよね。
ゆう様
ご指摘ありがとうございます。
しばらく羽田にはA380のスポットが無いものだと思いこんでいました。
結構、思い違いやデータのアップデートが追いついて無いですね。(汗)
記事は後ほど修正しておきます。