今回のジジババ切符を使い、未乗だった秋田内陸縦貫鉄道に乗ってきました。
青森からガラガラの特急「つがる4号」で鷹巣駅に午後2時すぎに到着して14:40発の角館行急行「もりよし4号」に乗車しますが、駅の待合室には自分の他もう1名しかおらず窓口で角館までの乗車券と急行券を購入すると改札は10分前からとの事。まだ時間があったのでちょっと駅前を歩いていましたが、商店街はいわゆるシャッター通り状態でした。
駅にもどりホームに停車していた「もりよし3号」に乗車したのは6名ほどで鷹巣駅を発車しました。
急行ですが1両の単行、正にローカル線のんびりムードの中、雪の積もった秋田の地を走っていきます。さっき乗ってきた特急は4両編成でしたがWiFiも無く、今どきの車両じゃないねー(まあ、常磐線特急のお古だから仕方ないけど)と思ったものですが、こちらはしっかりWiFi完備でトンネル区間以外は繋がりも良好でした。
ワンマン運転なので自動アナウンスですが、ちゃんとインバウンド対応?なのか英語、韓国語、中国語など対応しています。おいおい、「つがる」はインバウンド対応してなかったけど、そもそも秋田内陸縦貫鉄道にやってくるインバウンドってどれくらい?と思いながら車窓を眺めていたのですが・・・
途中の阿仁合駅でまさか?と思ってしまいました。
ホームに10数名が「もりよし3号」を待っていましたが、それが地元客では無く、インバウンドの方々でした。
急行と言う事でここからアテンダントも乗務し車内販売や沿線案内もしてくれます。
多くの第三セクターでは転換時から利用者減少が続いており、それまでは「地元の足」として定時運行を守りつつ自動車との競争(利便性では競争にはならないけど)をしてなんとか存続させてきましたが、もう「地元の足」では存続は難しい時代になりました。
やはりそうなると、手っ取り早く集客するには「観光」だと言うことになるのですが、なかなかそこまで行き着くのは難しいのですが、秋田内陸縦貫で「インバウンド」でボックス席が埋まると言う光景を見て頑張っているんだなぁとちょと感激して、車内販売でおやつやドリンクを買い求めて支援しておきました。
日没間際、終点角館到着時には乗客は30人に届くかどうかと言った感じでしたがそれでも平日の昼間にしては乗車していた方では無いでしょうか。
こういう鉄道は応援したくなりますね。その前に乗ったJR特急との落差が激しくJRの殿様商売も考えものだなと思いつつ、角館から「こまち」で帰ってきました。
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