夜行列車の乗り心地

今回の旅行では、クラクフからポズナンまでポーランド国鉄の夜行列車に乗車しました。日本では夜行列車は風前の灯火ですが、まだまだ欧州では、LCCの台頭で数を減らしているものの夜行列車がまだ残っています。

面白いのは日本のように等級ごとに車両が違うのでは無く、一つの個室を何人で使うかで、等級が変わり1等寝台は一人か2人使用(二段)、2等寝台は3人(三段)と言った具合です。
今回は、1等に1人利用にしました。寝台料金は日本円で約9000円で、パンとコーヒの朝食が付いています。

クラクフで乗車してポズナン到着まで、日本のように発車の際に連結器の衝撃で目が覚めるような事は一度も無く、ぐっすり眠る事ができました。
先日、欧州のねじ式連結器の話を書きましたが、連結器に遊間が大きい日本での自動連結器では、どうしても発車時の衝撃が大きくなってしまうので、ガッタン!と衝撃が加わり、寝ていてもなんだと言うことで目が覚めることなってしまいます。
良く、運転の上手い下手などと称される夜行列車の発車時の衝撃ですが、構造上致し方ない訳ですが、「夜行列車で寝れなかった」と言う話の場合、大抵はこの発車時の衝撃によるものだと思います。
この辺も夜行列車が敬遠される理由の一つだったのかも知れません。

欧州では、多くの集中動力方式、機関車が客車を牽引するスタイルが主流ですが、乗っていて駅発車時にスーッと走りだすのには感心していましたが、連結器の違いによるものが大きいかったんですね。
今頃になって気づきました・・・。

それから、本日「香港・スイス・ポーランド撮影紀行(2)」をアップしました。スイス編です。

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