10月1日から旅行者に対する免税処置拡大と円安傾向を受け海外から日本を訪れるインバウンド観光客の増加が期待されています。
政府も10年位前からインバウンドを増やす運動をしていますが、それが実ったと言うより、中国やアジア周辺諸国の旅行ブームに支えられた形です。
ただ、日本の観光地もインバウンドの受入を整えているように見えますが、日本人の団体客が減った分をインバウンド団体で賄っているだけです。
なんせインバウンド団体はバスで来てバスでサーッと帰って行きますし、ガイドも付いているのでそんな面倒では無いらしいようです。
まあ、2~30年前の日本人海外旅行も同じでしたからね。
日本人も団体旅行から個人旅行に移行してきたようにインバウンドも個に主力が移る可能性があります。
以前から欧米諸国からは個人旅行がメインですが、そういう人達から不便だと言う声を余り拾って無いような気がします。
例えば、主要駅や空港にある観光案内所なんかがいい例です。
まず、観光案内所がどこにあるか全く判らないのが日本です。
一方で欧米や観光立国では、観光案内所がドーンと目立つ場所にあって、まずはそこで情報収集したりします。
まあ場所によってはランドオペレーターが運営して自社のツアーを売り込む場合がありますがよっぽど暴利でなければ色々面倒が無いので便利だったりします。
後、Wi-Fiですかね。最近は増えてきましたけど、まだ少ないです。日本の携帯キャリアが提供するWi-Fiは至るところで入りますがフリーで使える所は案外少なくのが現状です。
暗号化されて無いので危険と言う話が有りますが、地図を見たりお店を検索する位では必要が無く、Wi-Fiに関する危険・安全の議論とは別次元(喫茶店で長居しながら仕事する人とツーリストの利用を一緒に論ずるからおかしな事になる)なんですよね。
日本が観光立国を目指すにはまだまだハードル高いことを観光庁は認識して変えていかないと一過性のブームでインバウンドが終わりそうな気がします。
コメント