地方鉄道の憂鬱

上信電鉄下仁田駅

上信電鉄下仁田駅

先日、高崎と下仁田を結ぶ上信電鉄に乗って来ました。JRが発売する「ぐんま世界遺産フリーパス」2100円を使い、往復乗車したのですが、この区間を往復だけでこの切符の元がとれてしまいます。

多分、JRからは発売枚数に応じて売上が配分されるのでしょうね。なので上信電鉄を利用してもしなくても収入が有るわけです。
そうでないと上信電鉄の1日フリー乗車券より安価で販売されているので、釣り合いが出来なくなります。

平日の午後と言うことで、利用者は地元の人ばかりで、世界遺産に登録された富岡製糸場へ行くような観光客は見受けられませんでした。
休日になれば客層は変わるのでしょうが、平日ではのんびりした空気が流れていました。

中堅都市の中小私鉄は、利用者の減少や設備投資資金の増大などにより、どこも経営難に直面しています。
利用客のほとんどは、学生とお年寄りです。学生は少子化で先細り状態で利用者増は期待できません。

観光客を取り込めば収入増にはなりますが、上信電鉄のように沿線に「世界遺産」と言うビックネームの観光資源があれば取り込みも可能(可能であって容易では無いのが問題でもありますが)ですが、そんな観光資源が無い鉄道も多く、なかなか取り込みが出来てません。

また観光客を取り込み、観光にシフトすると地元利用者から反発がある訳で、バランスをどうとるかも問題です。
その辺も地方鉄道の問題でもあります。

地方鉄道、無くすのは簡単です。でも鉄道があると無いではその地域の将来が変わってしまいますからね。

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