長崎新幹線の暫定開業は利用者視点が抜けてる。

鉄道
「かもめ」の885系もそろそろ置換え時期。新造車は160km/hで設計すれば・・・

2022年度末に建設中の武雄温泉~長崎間が暫定開業する計画になっていますが、全線フル規格に格上げしたい国と、当初の約束だったスーパー特急での県内通過を掲げる佐賀県との温度差については、度々このBLOGでもお知らせしてきました。

最近、リニアの静岡県問題が注目されてますが、関東では九州のことなのであまりニュースになることはありませんが、長崎県内の工事は順調にすすみ今年の3月には長崎駅が高架駅に生まれ変わってます。

しかし佐賀県内のフル規格での着工は未だ出来ず、2034年のフル規格での開業は絶望な状況です。
ということは、少なくとも10年以上も武雄温泉で乗換が必要がなります。

新鳥栖で在来線特急に乗り換えて武雄温泉でさらに長崎新幹線に乗換えると言う苦行?を利用者に強いるのなら、いっそ武雄温泉~長崎間はフル規格の在来線として最高時速160km/hの特例(京成スカイライナー)での運転が出来る1067mm軌道にすれば良いのに?と思ってしまいます。

既に標準軌での敷設しているのにと言うかも知れませんが、武雄温泉~長崎間は66kmですから260km/hの新幹線で約15分、160km/hの特急で約24分(距離と時速の単純計算なので実際はもう少し掛かります)なので10分も違わないです。

たった10分の為に利用者に乗換えを強いて、さらに料金も在来線特急料金と新幹線料金が掛かるようになれば利用者にとってはメリットが有るとは思えません。

そもそも、現在でも新鳥栖で新幹線から在来線特急に乗換えて長崎に行くより、博多駅で在来線特急に乗換えて長崎まで行った方が特急券料金が安いのですから。

※山陽新幹線から九州新幹線に直通乗車する場合、JR西日本の新幹線特急券料金にJR九州の新幹線特急券料金が加算されるので、境界駅の博多駅で乗り換えた方が安くなる為です。

利用者視点が無い新幹線議論はナンセンスです。
国も自治体もよく考えて欲しいものです。

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