国土交通省は、開港時からの計画があったら2本目の滑走路整備に必要な沖合展開に向けて、漁業権も持つ地元漁業者と補償交渉が合意したことを、関係自治体に通知しました。
現在の3000m滑走路(RWY18/36)の西側に名古屋港内で浚渫した残土を使って埋め立て新滑走路を建設し、あわせてターミナル側南部にスポットを増設する計画があり、今後は工事着手に向けた承認申請など手続きや調査が進められます。
しかし、2020年1月～12月の実績ではCOVID-19による需要減で、旅客数は381万人と前年対比72%減という状況です。建設には長い年月が掛かますから、供用開始時は航空需要が回復していると考えているのでしょうが、このアフターコロナと言われている中、航空需要がどこまで回復するか未知数なだけに2本目の滑走路が必要かという議論が出てくるでしょう。
そのころにはリニア新幹線が開業？しているかも知れませんし移動動向が変わっている可能性もあります。
なにせ中部空港をハブにして再参入したAirAsia Japanは就航した後から集客に苦労している中のCOVID-19直撃であえなく2度目の敗退をしたただけに、中部をハブにすると言うのはなかなか難しいでしょうね。
まあ、中部空港の商圏から日本の二大都市、東京と大阪へは近すぎて鉄道の方が有利ですし、東京へは国内線が僅か飛んでいますが国際線利用客（とマイラー）向けなので勝負になりません。
いっそのこと中部／羽田線に限ってLCCの国内線参入を認めて、中部経由のLCCをハブ＆スポークで育てるっていうのはどうかな？
アメリカと違って国土が狭いから向いてないか・・・
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