JR西日本は、自社エリアの6割近くを占める「ICOCA」サービスエリア内において、普通回数乗車券の発売を9月30日で終了することを発表しました。
京阪神エリアでは金券ショップでの普通回数乗車券をバラ売りしている店舗が多く利用者も多いことで知られていますが、ICOCAのポイントサービスを充実させることでICカードの利用率アップを狙うとともに定期外収入の底上げを狙っているのでしょう。
正直、JR西日本は1円単位IC乗車券の導入にも消極的でしたのでこの決断にはびっくりしました。
コロナ禍での収入減を埋める為にはと言うことのなのでしょうか。
ICカードの利用が進めば街なかでの電マネ利用も増えることで手数料収入も期待できますからね。
さらにJR東海も、来年3月末で東海道新幹線の指定席回数券のうち東京・新横浜発の名古屋、米原、京都、新大阪間など主要区間や、一部の普通車自由席の回数券も発売を終了することを発表しています。
新幹線回数券といえば金券ショップの売れ筋商品ですが、バラ売りを快く思ってないJRとしては徐々に間口を狭くしてきましたが、さらに踏み込むと言うことになります。
JR東日本も新幹線や在来線特急での回数券販売を減らし、チケットレスに誘導するような施策を行っています。
ただ、これによる利用者が減ったと言う話もあり、先日乗車した中央本線特急「かいじ」も以前に比べてガラガラで、コロナ禍で減っている中さらに減っているのではと思った程です。
こういうったJRの回数券は今後ますます減って行くことが予想され、JRに追従する民鉄も出てくるのではと思っています。
回数券って何?と言われるような時代が近く来るかも知れません。
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