東海道新幹線の運転士が腹痛で車掌に見張りを頼みトイレに3分間駆け込んだことがニュースになってましたが、何より驚いたのが乗客は160人しか居なかったと言うことです。
当該列車は東京駅7:33発のひかり633号新大阪行です。
日曜と言えども16両編成の東海道新幹線に乗客が160人と言う事は約1300席の定員に対して1割弱という事になります。
緊急事態宣言が出ているのでそれなりに乗客は減っているとは思ってましたが・・・
GWでも東海道新幹線の利用率は前年対比526%とこの数字だけ見ると凄いですが、コロナ前の2019年と比べると27%と3割に満たない状況です。
2020年3月期決算でも営業収益は前期比55.4%減の8,235億円で当期純損失は2,015億円と赤字に転落しています。
この様な状況で臨時列車の運転を取りやめているとは言え、ガラガラの新幹線を高頻度運転しているのはコロナ禍に少しでも感染リスクを最小にして移動出来るようにと頑張っているからだと思います。
なのに、列車を減らせば人出が減ると言う、理解し難い要請をして無駄にリスクを高めるような国には信用も出来ないし信頼もないですね。
え、3分間離席ですか。
有ってはならないのかも知れませんが、人間ですから自分の体を完璧にコントロールなんて出来ないですしね。
それに新幹線の車掌でも動力車操縦免許を持っている人も多いと聞きますし、無くても万一の場合は列車を止めることは出来るし、ATC信号より早く走行したらブレーキが掛かりますからね。
それにこの手の話は腐るほどありますから、かえってこういう時に止められ(遅らせない)ないと言う日本社会の風潮の方を考えたほうが良いと言う捻くれた考えです。
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