雪に弱くなったのか?それとも社会が変える必要かあるか?

雪を巻き上げながら石油を運ぶ貨物列車 鉄道
雪を巻き上げながら石油を運ぶ貨物列車

先週は10年に一度と言う大寒波が日本を覆い、日本海側を中心に大雪となり各地で交通障害が発生しました。

特に京都・滋賀周辺では想定以上の大雪となってJRはポイント故障で多くの列車が駅間停車し長時間にわたって車内缶詰になりったり、日本海側の在来線が運休になりました。
頼み?の高速道路でも新名神で立ち往生などは発生して50km以上の渋滞が発生する他、通行止めが発生し物流にも大きな影響が出ました。

ここ数年、毎年のように大雪で列車の駅間停車して缶詰になったり運転が取り止めになったりしてます。昔の国鉄時代を知る人間は雪に弱くなったとか言いますが、弱くなったのでは無く人(係員)が居なくなって安全を確保出来なくなっただけなんですよね。

「安全は輸送業務の最大の使命である」

この大原則は昔から変わってませんが、昔は安全を人に頼ってきました。大雪が降っても人が確かめて人が連携して輸送を確保していました。だから大雪だろうが多くの人の奮闘で走ることが出来ました。

しかし、今は「合理化」によって人が機械になったりして減らされ、さらにコストダウンで遠隔制御になったりワンマンや無人化も進められていてこういう年に1度有るかないかの異常時に対応するだけの「人」が居ないわけです
その分、利用者は国鉄時代からそう変わらない運賃で利用している訳です。

先日も駅間停車した列車から下車させ無かった事が批判されてますが、ローカル線で乗客が数名ならいざ知らず大都市の通勤通学路線であれば、悪天候時に多くの乗客を少ない人員で安全に誘導するのは不可能だと思います。

今回は盛んに数日前から「大寒波襲来」が言われてました。
天気予報をこまめにチェックしていたらある程度、自分でも予防が出来た筈ですが、日本人って自分で調べて判断するのが苦手だったりするんですよね。
そのくせ自己責任って言う言葉好きだったり(笑)

地球温暖化で天候災害も増えています。これからは自分の身を守る為には自分から行動しないと駄目なのかも知れませんし、そういう社会に変えていく必要があるのではと思っています。

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