町が燃える

日本のタンク車にくべると大きさが違います

日本のタンク車にくべると大きさが違います

サンフランシスコで起きたアシアナ航空機の事故で、あまり報道されていませんがカナダ東部で起きた貨物列車の脱線炎上事故では5人が死亡、40人近くが行方不明になりました。

なんせ原油を積んだ73両のタンク車が暴走して街中で脱線して炎上したのですが、その破壊力は凄まじいものがあります。
現場から7キロ離れた駅?で乗務員交代の為に停車して、運転士が列車から離れた際に列車が動き出し暴走したそうですが、ブレーキが不完全だったのでしょう。

昔、国鉄の機関士から、貨物列車を運転していてタンク車の場合、油を満載していると、機関車が停車しても積荷の油が停車のショックで動き、それが順々に前に伝わりブレーキを掛けていた機関車が押されてしまい動いてしまうことがあり、コンテナ車よりタンク車の方が運転には神経を使うと聞きました。

北米の貨車は日本の何倍の大きさですし、その73両のタンク車の重量はかなりのものだったのでしょう、
交代の為、停車した際に機関車は停車したが、原油が動いて機関車の押し出してそのまま暴走、脱線してタンク車に引火し、大惨事になってしまったのも知れません。

脱線現場が街中だったことから、原油に引火した火でまるで町が燃えるようだったとインタビューされた人が答えていました。
アシアナ航空機の事故も悲惨ではありますが、この鉄道事故の方が深刻なような気がします。

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