ANA機門限間に合わず嘉手納に

NH139嘉手納に着陸昨日5/2羽田発那覇行きANA139便が出発が遅れて、那覇空港の臨時工事による滑走路閉鎖開始時間前に到着が間に合わず、嘉手納基地に代替着陸し、滑走路のオープン後に那覇空港に向かうインシデント(と呼んで良い事象)がありました。

機体整備遅れで羽田を離陸したのが定刻より50分遅れて20:50。
定刻なら那覇22:35着で、工事による滑走路閉鎖が23時からなので充分間に合いますが、50分遅れとなると2時間10分しかありません。
時刻表上のブロックタイムが2時間35分ですから、地上移動時間を差引てもフライトタイムが2時間10分だとギリギリです。昨日は前線が西から東に移動していたので、向かい風が強いのは当然です。

本来なら欠航となってもおかしく無い状況だったのにも関わらず、ANA機は出発して那覇に向かったのですが、結局間に合わず、嘉手納に代替え着陸して2時間近く待機した後に、再出発し1時43分に那覇空港に到着してます。多分乗客がターミナルを後にしたのは2時過ぎだったことでしょう。

そもそもNOTAMで工事閉鎖が通知されているのですから、遅れているから下ろしてくれと言う方もどうかしてます。(どうやら機長は、遅れる事を事前に通知していたので、降りられるものだと思っていたようです)
那覇空港には夜間到着する貨物機があり、それらに対応するために、閉鎖時間は2時間弱と短いので、もしこの便の対応をした為に工事する時間がずれ込み、閉鎖が終了した1時過ぎに着陸しようとした機が降りられない事態も考えられるのです。

嘉手納は米軍の軍事基地で24時間オープンしているからいいけど嘉手納が無かったら、24時間運用の福岡まで戻る必要があったのです。
GW期間中で満席とあって、ANAとして欠航にした場合の損失を考えると、なんとか間に合ってくれと言うことで飛ばしたのかも知れません。まあ自分がこの便に乗っていたら、喜んだかも知れませんけど。

今回の運航判断に関してはちょっと疑問が残る事象でした。

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