AirAsia Japanに乗ってみました。

ANAとAirAsiaの合弁で誕生したAirAsia Japanに搭乗してきました。

成田空港拠点のLCCは、JetStarに続き2社目ですが。
AirAsiaJapan(以後AAJと省略)チェックインカウンターは第二ターミナルの1階で、国際線の出発ロビーがある3階でも無く第二ターミナルに隣接する国内線ターミナルは無いので注意が必要です。
1階到着ロビーBゾーンの奥がAAJチェックインカウンター、セキュリティチェック、搭乗口かあります。
AAJを利用するには遅くとも出発の1時間前には空港到着するようにしとかないと、いけません。受託手荷物の受付は出発の45分前までで搭乗ゲートには出発に20分前には行かなければいけません。

今回は、撮影の為脚立や三脚を持参しているので、これらの荷物を預けなければいけませんが、AAJのカウンター周辺に人だかりが出来ていて、まだカウンター受付が始まってないのかな?と思ったら、セキュリティチェックを受ける人達が並んでいただけで、カウンターはちょっと目立たない奥の場所にありました。
WEBチェックインした際にプリンター出力した搭乗券を見せて荷物を預けます。
事前に20kgまでの受託手荷物料金を支払っていたのですが、脚立と三脚あわせて8kgちょいしかありませんでした。カウンター係員はAirAsiaの赤いシャツを着てますがバッチには「ANA」の文字がありましたからANAからの出向なのかも知れません。

出発1時間前からセキュリティチェックが始まるとの事でしたが、7時少し前に開始となりました。
X線検査の前で、搭乗券のシークエンスNoのチェックがあり、ココで搭乗確認をする感じです。検査後、仮設通路を通り搭乗口にやってくると既にバスが待っていて、そのままバスに乗車して、沖止めのシップに向かいました。
この日の初便なのでこの様な運用になっているのでしょう。

沖止めの105番スポットにはJA02AJで2号機が待ち構えていました。シップの前後ドアにタラップが横付けされていて、もちろん後方から搭乗します。
お陰で出発の20分前には機内に入ることが出来ました。

シートピッチ事前座席指定料金300円を払って指定したのは30Aで後から2列目の左舷窓側です。A320は3-3配列ですが、やはりと言うがシートピッチが狭いです。
時分は小柄な方なのですが、体格がでっぷりした人はかなり窮屈になります。

出発10分前には乗務員のカウンターチェックがあり人数の確認です。最後のバスがやってきてこれで全員搭乗完了となりドアクローズとなりました。AirAsiaのA320にはモニター設備が無いので、セーフティ実演があってシップは定刻にプッシュバックです。機内は6割方の搭乗率な感じです、やはり朝が早い便だと成田まで不便なので敬遠されてしまうのか?

B滑走路からの離陸ですが、34Rを回りこむ新しい誘導路を通って16Lに向かうので時間が掛かります。
お陰で離陸したのは、7:58で約20分近く地上滑走していました。離陸後は九十九里上空で右旋回して茨城上空を過ぎるあたりまで、7000フィート制限で比較的地上が良く眺められました。

シートベルサインがOffになり、機内サービスです。サービスと行っても有料です。出発前に「機内で搭乗前に買った飲食物の利用は出来ない」旨の案内があり、この辺はフルキャリアとは違う大きな違いですね。とは言っても知らずに持ち込む人も居て、乗務員は「次回からお願いします」と今回だけは多めにみます的な対応をしていました。

自分は事前に「和朝食」の機内食をWEBから予約していました。リストを持った乗務員が確認に来て食事を持ってきてくれます。食事と引きかけに搭乗券には「済」のハンコを押印していきます。

さて、その「和朝食」ですが、おにぎりが2つに玉子焼きとお新香にお味噌汁と言う内容。コレで700円ですからちょっと割高感がありますね。おにぎりはコンビニのよりは美味しく感じましたけど、ちょっと小ぶりかな。
味噌汁はインスタントですが、具も入っていて、機内で飲む味噌汁と言うのも乙なものです(笑)

途中で機長からのアナウンスもあって、機長とコパイは日本人と言うのもびっくりです。ちなみに客室乗務員に1名AirAsiaの本国乗員が乗務していました。
羽田発のルートと同じく岩手県上空から下北半島を通り苫小牧沖へ。室蘭本線に沿うように由仁町の方から新千歳空港へアプローチして19Rに9:16タッチダウンです。フライトタイムは1時間20分と離陸前に案内がありましたが、ほぼ予定とおりでした。

沖止めかと思いきや、3番スポットに入りました。LCCは沖止めと言うイメージだったので、ボーディングブリッジを使うとは思いもしませんでした。
後方座席だったので、ゆっくり降機して到着ロービーに向かうと既にターンテーブルが回っていて荷物が出ていたのはビックリです。大抵荷物が出てくるまで待つことが多いのですが、既に回っているとは凄いなぁ

帰りは8月31日、新千歳18時35分発の8528便です。
17時前に空港に到着して、2階出発ロビーをAAJの看板を見ながら建物の隅へ行くとあるのはJetStarのカウンターだけでAAJのカウンターがありません。
あれーどこだ?と周りを見渡すと、「Peachのカウンターは1階です」の看板がありその脇に「AAJチェックイン1階」と小さい文字を発見。AAJは1階でチェックインとなります。
受託荷物にタグを貼って貰いANAの団体荷物預かり所で荷物を預けます。

2階に上がりセキュリティチェックになるのですが、チェックを受ける前に入り口にあるAAJ受付で搭乗券のシークエンスNoチェックを受け搭乗券に押印して貰う必要があります。
これを忘れると、X線チェック前で係員が押印して貰う為に待つ事になるので注意が必要です。

後はフルキャリアを同じ要領になりますが、搭乗待合室で、FlightRaderで飛行状況を見ると、成田から千歳に向かっているAAJの飛行機は、到着予定時刻なのにまだ青森県上空を飛行中なので、折返し便が遅れる事が確実な状況でした。
その影響で3番搭乗口から2番に急遽変更となりました。

AAJのA320が到着したのが18:25で定刻まで後10分しかありません。まだ降機が終わって無いのに搭乗開始のアナウンスです。これにはちょっと驚きました。えーまだ降り終わっていなのに・・・

通路がアトラクションのエントランスように工事現場のバーのような物で乗り降りの動線を分けていて、搭乗する人達をボーディングブリッジまで誘導して機内整備が終わり次第、直ぐに機内に入れる体制を作っていたのです。
これはLCCらしい扱いだなと先ほどの驚きが感心に変わりました。
18:45頃から機内へ案内が始まり、指定座席27Aに着席しました。どんどん席が埋まっていきこの便は満席のようです。

定刻から25分遅れでスポットアウトして19Lから離陸したのは19:14でした。
復路便では機内サービスで「洋食セット」と注文しておきました。ホットミールとドリンクのセットで860円となります。
国際線の機内食のメインだけを食べる感覚です。

オーブンで温められた、チキンの料理で味の方はエコノミークラスのお機内食と同等レベルと言った感じです。ANAやJALのスーパーシートで機内食サービスがありますがコールドミールですが、AAJはホットミールです。
温かい料理で嬉しいのですsが、量的にはちょっと少なめなのが難点かも知れません。

福島あたりから茨城上空を通り、鹿島の工場地帯を眺めながら、16Lに向かい定刻より10分弱の遅れてでタッチダウン。昨日と同じ105番スポットにスポットインしました。
成田はバスで移動です。ただ到着は国内線ターミナルを利用しますので、105番スポットからちょっと距離がります。
到着ロビーに着いて直ぐにターンテーブルが周り荷物が出てきたので、LCCでもその辺のサービスは手抜きしていないんだなと感心しました。

往復LCCを利用してみましたが、まずもって「時間に余裕」が必要と言うことですかね。受託手荷物が45分前締切なので空港には1時間前には行く必要があります。
それと現在のところLCCが乗り入れるのは成田空港ですから、そこまでの交通手段の時間が加算されます。
シートピッチが狭いですが、1時間半程度なら我慢できますね。ただこえが2時間を超えるとなるとちょっと疲れそうです。

運航乗務員が日本人なのは評価できますね。緊急時の意思疎通が図りやすいし安心感があります。
安全面でもフルキャリアに比べると若干不安な面は否めませんが、機体統一をはかり新造機ですから少なくても「メンテナンス次第の中古機」よりも安全かも知れません。

今後も利用するかと問われれば、遅延リスクと出発前の余裕時分を考えるとスケジュールが合えば利用すると言うレベル感ですかね。
今度はJetStarかPeachに乗って比べてみたいものです。

コメント

  1. スレタイ職人 より:

    マレーシアの本体とタイそしてXで、Air Asiaは時々使っています。

    あの辺りは格安でない航空会社が扱っていない、国際線片道航空券が直前でも安く買えるんで、
    LCCは重宝しています。
    一つ面倒だなと思うのは、予約の時、預ける荷物の重さを予め把握しておく事でしょうか。

    遅延リスクはそんなに気にしていません。東南アジアでは交通機関の時間的比較対象が、
    到着時間が判らないバスだったり遅過ぎる鉄道だったりするんで。
    数時間の遅れなら、これらと比べても全然大した事無いですし。

  2. TRAVAIR より:

    確かに、国際線の片道って安くは無いので、LCCは片道づつ販売する形態なので、片道利用の際は重宝するかも知れませんね。

    自分の場合、いつもスケジュールをぴっちり作ってしまうクセがあるので、国際線の場合、いつも遅延リスクを考えて何通りかのスケジュールを作ってますが、国内線だと、あまりそこまで気が回らないので、これからLCC利用の際は要注意です。(笑)

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